2019.06 大阪・中之島 東洋陶磁美術館へ①
かねてより行きたいと思っていた、大阪にある東洋陶磁美術館!
やっと訪問のチャンスが巡ってきました😂
中之島にあります。御堂筋線の淀屋橋駅から歩いて5分くらいです。
広々として、落ち着いた雰囲気の館内です。
大変ありがたいことに、作品の撮影OKだったんです。シャッター音だけ、周囲に配慮くださいとのこと。
常設展の他に、この日は特集展で「朝鮮時代の水滴」、「文房四宝」の2テーマで展示がありました。
素晴らしい作品を見た感想を忘れないうちに書き残したいと思います。
陶磁器について詳しくはないので、時代や技法などについてはもっと勉強したいと思っています。。なにか間違って書いていたらすみません😅
まずは「朝鮮時代の水滴」から。
「水滴」とは、書道の際に水を一滴ずつ注ぐための道具だそうです。
そういえば、学生のとき書道セットの中にもプラスチックの醤油入れみたいなやつ、入ってましたよね。。(そんなのと比べるのも申し訳ないくらいですがw)
右側、朝鮮時代、白磁で作られた水滴だそうです。
16世紀のものだそうですが、注ぎ口が損傷なく残っていて、なおかつ雫のようなころんとしたフォルムがかわいいです😍
こちらも、小ぶりでころんとした水滴です。
こちらは四角いバージョンなど。
左上のものはまるごと桃の形をしています。
魚や動物の形をしたものもありました。
口から水が出てくるみたいです。
動物の目が「丸描いて点」なのがなんともゆるくていいです。
家屋をかたどったものもあります。形につあては結構自由なんですね。
こちらは朝鮮の名峰・金剛山(クムガンサン)を形どっています。てっぺん付近にちいさいお家?が乗っかっています。
金剛山を描く際の「岩がごつごつした」フォルムは今も昔も同じなんですね。
先日記事に書いた、朝鮮学校の講堂のカーテンに描かれた金剛山もよく似た風貌でした。
こちらは八角形のもの。
こちらは「朝鮮半島の水滴」展の目玉?的なポジションとなっていた作品です。
確かに大きさも他のものと比べてかなり大きいのですが、8面に描かれた風景はそれぞれ異なるものとなっていて、静かな河沿いの情景が描かれています。
どっしりとした大きさと、繊細な模様の素晴らしさで第一印象「すごみ」がある作品なのですが、
2頭の龍が追いかけっこしているようにも見えて、かわいらしくも見えてきました。
水滴のほかにも、書道用具や机上に置かれていた諸々が展示されていました。
手前のものは、煙管置きだそうです。規則的な円模様がモダンな印象です。
硯など。
筆立てです。
筆筒、これがまさに「필통(朝鮮語でペンケースの意)」の本来の姿なわけですね。