2019.06 大阪・中之島 東洋陶磁器美術館へ②
2019.06 東洋陶磁美術館訪問
続いて、中国の陶磁コーナーへ。
なぜだか順路を逆走してしまった我々😅
てことで新→旧に遡る感じでの見学となりました。
てことで最初のお部屋は明時代のものが多かったんですが、ここに入り込んだ瞬間に「あ、ここ天国だな😇」と悟りました。
中国陶磁器の中でもこの時代のものが特に好きなんですよね。。それも「色が鮮やか」という単純な理由ですが。
真っ先に目に入ってきました。
お皿の中心の絵を見て、なぜか小さいときに読んだ絵本、『ね、うし、とら・・・十二支のはなし』を思い出しました。
↓これです。
そういえば、生まれて初めて触れた「中国」は、この絵本だったような気もします。
絵の迫力とインパクトがある一方、四つの漢字は「手書きした」あって手作り感(どれも手作りですけどね)があるのも好きです。
これは一目見て「美人!!」と思いました。
美人さんなお皿なので正面から綺麗に撮ってあげないと、、とぶつぶつひとりごちながら撮影しました。怪しい。
青みのかかった色白肌に黒の長い髪が似合う女優さんのような、そんな気がするんですよね。
このような形の瓶を「梅瓶」と言うそうですが、必ずしも梅を入れるわけではなくお酒や油などを入れていたのですね。
この壺は蓋がついているのですが、蓋だけ紛失してしまうケースが多いらしいです。
確かに、固定することもなく乗せるだけの蓋であれば容易に紛失してしまうのも分かる気がします。。
これはこのお部屋の中でも最もVIP的存在で、この作品だけくるくる回って展示されていました。
このお部屋の中でこの壺だけが模様に立体感があり、色合いも鮮やかで納得の待遇、という感じです。
壺の注ぎ口に描かれている雲がコミカルな雰囲気なので「抜け感」があって好感が持てます。(?)
こちらは元代の作品、大きな魚が泳いでいて、まるで水槽を見ているかのようです。
時代はかなり遡りまして、唐代です。(ここまでの間はあまり好みのものがなかった。。)
この時代の陶磁は「唐三彩」、緑とオレンジの色付けが特徴です。
この作品を見て驚いたのが、模様が精緻で華やか!そして、壺全体を彩る緑とオレンジ配色も、バランスがよい。
なんとなく私の中での唐三彩のイメージはもっと素朴(言い換えると、大雑把)でした。
こちらは緑とオレンジに藍色が加わっています。藍色が加わると深緑の中に艶があるような印象になって、これもまた素敵でした。
〜朝鮮半島の陶磁へつづく〜